2009年05月27日 (水) | 編集 |
昨夜はなんだか寝付かれず、こんな時は無理してもしょうがないので
ANNを聞いてました。
明日が辛いなと思いつつ。
でも岡野さんの声が聞けるならと(^^ゞ
そのANNの中で。
岡野さんの叔母さんが、追加公演の前夜に亡くなったとか。
あーしてあげれば、こーしてあげればと、後悔はたくさんあるものの
もし精一杯色んな事をしてあげたとしても、多分後悔は残るのだろうと。
ならば気持ちを切り替えて、自分が自分らしく生きていくこと、それが供養の
代わりにもなるんじゃないか。
といった内容の話がありました。
そこで今は亡き父のことを、思い出しまして。
父は狭心症ぎみだったとか血圧が少し高かったとかいう位で、足腰も丈夫で
とても元気な人でした。
70歳でしたが、体も大きく丈夫そのもの。
その父が。
寒い冬の朝、突然心臓が止まりました。
毎朝、父が部屋を暖めお湯を沸かしたころ、母は起きます。
その母が見つけた時にはもうすでに息はなく、座イスにもたれかかったまま少し口をあけてまるで眠っているように見えたそうです。
訃報が届いたのは10時頃。
姉から「じじが死んじゃった!」と泣きながら電話が来ました。
「なんで!」と一言いった途端、頭の中は真っ白で、「どうしたらいいか今は考えられない、とにかくすぐに行く」と電話を切って、次女を義母にまかせ幼稚園に長女を迎えに行きました。
今も覚えているのはそこまでで、どうやって実家に行ったのか、
電車なのかタクシーなのか。
子供達は二人とも連れて行ったのか、何も覚えていません。
気づいたら、布団に横たわっている父のそばに座っていました。
眠っているようにきれいな顔で、涙すら出ませんでした。
まるで夢の中にいるような感じで。
3年前に癌で亡くなった母の時は、覚悟がありました。
3か月の余命が一年に延び、転院を勧められて、ならばと最後は自宅介護。
同居の姉がすべての面倒を見てくれて、私もできる限り通っていました。
最後は娘二人孫二人に囲まれ、眠るように逝った母。
病気のせいで(体内出血のせいで)少しぼけ始めていたので、自分の身体のことを深く考えずにいられたし、自分の部屋で眠るように死んでいけたのだから幸せだったろうと、残された娘二人は、無理にでも納得できたのもです。
でも父は…。
誰にも看取られずたった一人で逝ってしまいました。
お別れの言葉も言えず。
あーすれば、こーしていたら。
後悔は膨れ上がるばかりでした。
でも母・姉とその後色々話し、これで良かったのかもしれないと思うようになりました。
家族はともかく、父にとっては。
父は大きな体に似合わず、神経質なところがありまして。
神経質というか気の小さいところですね。
なので、もし何かの病気で余命を宣告されようものなら、病気の進行より先に
神経がまいってしまっただろうと思います。
綺麗な死に顔は、ゆっくりと心臓が止まったから。
まるで眠るように。
死の恐怖など、なかっただろうと思います。
これはこれで良かったんだと、そう思うようにしました。
葬儀では近所の同年代のパパさんがたくさん来てくれました。
皆が皆、亡くなる1週間ほどの間に散歩途中ばったり会って
公園のベンチやら、立ち話などで、ゆっくり話をしたばかりだと。
普段はめったに会う事などないのに。
多分最後のお別れだったんですね、きっと。
亡くなって何日か経った時、父の夢を見ました。
旅館の宴会場のような所で、大勢の人が食べたり飲んだりしながら、笑い合っている場面です。
その中で父も、ニコニコと大好きなお酒を飲んでいました。
「お父さん、こんなとこにいたの!早く帰ろうよ!」と叫んだところ、父はこう言いました。
「もう会えないんだよ、これで最後なんだ。でも、いつでもそばにいるからな」
お別れの言葉…だったんでしょうね。
参加してます(*^^*)
お願いしますm(_ _)m

ANNを聞いてました。
明日が辛いなと思いつつ。
でも岡野さんの声が聞けるならと(^^ゞ
そのANNの中で。
岡野さんの叔母さんが、追加公演の前夜に亡くなったとか。
あーしてあげれば、こーしてあげればと、後悔はたくさんあるものの
もし精一杯色んな事をしてあげたとしても、多分後悔は残るのだろうと。
ならば気持ちを切り替えて、自分が自分らしく生きていくこと、それが供養の
代わりにもなるんじゃないか。
といった内容の話がありました。
そこで今は亡き父のことを、思い出しまして。
父は狭心症ぎみだったとか血圧が少し高かったとかいう位で、足腰も丈夫で
とても元気な人でした。
70歳でしたが、体も大きく丈夫そのもの。
その父が。
寒い冬の朝、突然心臓が止まりました。
毎朝、父が部屋を暖めお湯を沸かしたころ、母は起きます。
その母が見つけた時にはもうすでに息はなく、座イスにもたれかかったまま少し口をあけてまるで眠っているように見えたそうです。
訃報が届いたのは10時頃。
姉から「じじが死んじゃった!」と泣きながら電話が来ました。
「なんで!」と一言いった途端、頭の中は真っ白で、「どうしたらいいか今は考えられない、とにかくすぐに行く」と電話を切って、次女を義母にまかせ幼稚園に長女を迎えに行きました。
今も覚えているのはそこまでで、どうやって実家に行ったのか、
電車なのかタクシーなのか。
子供達は二人とも連れて行ったのか、何も覚えていません。
気づいたら、布団に横たわっている父のそばに座っていました。
眠っているようにきれいな顔で、涙すら出ませんでした。
まるで夢の中にいるような感じで。
3年前に癌で亡くなった母の時は、覚悟がありました。
3か月の余命が一年に延び、転院を勧められて、ならばと最後は自宅介護。
同居の姉がすべての面倒を見てくれて、私もできる限り通っていました。
最後は娘二人孫二人に囲まれ、眠るように逝った母。
病気のせいで(体内出血のせいで)少しぼけ始めていたので、自分の身体のことを深く考えずにいられたし、自分の部屋で眠るように死んでいけたのだから幸せだったろうと、残された娘二人は、無理にでも納得できたのもです。
でも父は…。
誰にも看取られずたった一人で逝ってしまいました。
お別れの言葉も言えず。
あーすれば、こーしていたら。
後悔は膨れ上がるばかりでした。
でも母・姉とその後色々話し、これで良かったのかもしれないと思うようになりました。
家族はともかく、父にとっては。
父は大きな体に似合わず、神経質なところがありまして。
神経質というか気の小さいところですね。
なので、もし何かの病気で余命を宣告されようものなら、病気の進行より先に
神経がまいってしまっただろうと思います。
綺麗な死に顔は、ゆっくりと心臓が止まったから。
まるで眠るように。
死の恐怖など、なかっただろうと思います。
これはこれで良かったんだと、そう思うようにしました。
葬儀では近所の同年代のパパさんがたくさん来てくれました。
皆が皆、亡くなる1週間ほどの間に散歩途中ばったり会って
公園のベンチやら、立ち話などで、ゆっくり話をしたばかりだと。
普段はめったに会う事などないのに。
多分最後のお別れだったんですね、きっと。
亡くなって何日か経った時、父の夢を見ました。
旅館の宴会場のような所で、大勢の人が食べたり飲んだりしながら、笑い合っている場面です。
その中で父も、ニコニコと大好きなお酒を飲んでいました。
「お父さん、こんなとこにいたの!早く帰ろうよ!」と叫んだところ、父はこう言いました。
「もう会えないんだよ、これで最後なんだ。でも、いつでもそばにいるからな」
お別れの言葉…だったんでしょうね。




この記事へのコメント
悲しい出来事でしたね。
でも、お父さんもお母さんもふたりで仲良く天国からりんさんの事、見てますよ。
突然亡くなられたお父さん、でも、夢の中でりんさんに言いたかった事を伝えたんですね。
きっとお父さんは、ニコニコ顔でお酒を楽しんでる姿を、りんさんに憶えていて欲しかったんだと思いますよ。
でも、お父さんもお母さんもふたりで仲良く天国からりんさんの事、見てますよ。
突然亡くなられたお父さん、でも、夢の中でりんさんに言いたかった事を伝えたんですね。
きっとお父さんは、ニコニコ顔でお酒を楽しんでる姿を、りんさんに憶えていて欲しかったんだと思いますよ。
涙・・・出ちゃいました・・・ドラマみたい・・・
2009/05/27(Wed) 23:08 | URL | にゃお美(どんぐり) #zD6oamb2[ 編集]
こんばんは♪
>ニコニコ顔でお酒を楽しんでる姿を、りんさんに憶えていて欲しかったんだと思いますよ
とっても嬉しい言葉です。
ありがとう(*^_^*)
嫌な所もあったはずなのに、にこにこと笑って晩酌をしている姿が一番思い出されます。
両親が先に逝くのは当たり前の事だし、二人とも苦しまなかった事だけでも、残されたものは良しとしなきゃいけませんね、きっと。
子孝行な両親でした(^◇^)
>ニコニコ顔でお酒を楽しんでる姿を、りんさんに憶えていて欲しかったんだと思いますよ
とっても嬉しい言葉です。
ありがとう(*^_^*)
嫌な所もあったはずなのに、にこにこと笑って晩酌をしている姿が一番思い出されます。
両親が先に逝くのは当たり前の事だし、二人とも苦しまなかった事だけでも、残されたものは良しとしなきゃいけませんね、きっと。
子孝行な両親でした(^◇^)
2009/05/28(Thu) 21:45 | URL | りん #-[ 編集]
こんばんは♪
ありがとう、にゃお美さん(*^_^*)
読み返してみると…本当にあった事なのかと思ってしまいます(^^ゞ
母は週に一度は夢に出てくるけど、父はたまにです。
今もまだ生きているように、当たり前のように出てきます、二人とも。
目が覚めて泣くなんて事がないので、良し、ですね(^-^)
ありがとう、にゃお美さん(*^_^*)
読み返してみると…本当にあった事なのかと思ってしまいます(^^ゞ
母は週に一度は夢に出てくるけど、父はたまにです。
今もまだ生きているように、当たり前のように出てきます、二人とも。
目が覚めて泣くなんて事がないので、良し、ですね(^-^)
2009/05/28(Thu) 21:54 | URL | りん #-[ 編集]
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